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住宅のリフォームにかかる費用相場とは?築年数や住宅箇所など内容別で解説します!

住宅のリフォームにかかる費用相場とは?築年数や住宅箇所など内容別で解説します!

自宅に住み続けているうちに、設備の不具合や模様替えなど、部分的にリフォームしたいと感じる方が多いのではないでしょうか。

住宅をリフォームすることで、建物の基礎を残したまま修理・修繕を行い、これまで以上に快適な暮らしが実現します。

当記事では住宅のリフォームにかかる費用相場を、築年数や住宅箇所ごとに解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

住宅をリフォームするメリット・デメリット

住宅をリフォームするメリット・デメリットは以下の通りです。

  • 【メリット】住み慣れた家で生活を続けられる
  • 【メリット】工事期間が短く、費用を抑えられる
  • 【デメリット】間取りの変更など、大幅なデザインの変更が難しい

それぞれ解説していきます。

【メリット】住み慣れた家で生活を続けられる

住み慣れた家は、夫婦での日々の暮らしや子供の誕生や成長など、多くの思い出が詰まった場所です。必要な箇所に応じてリフォームを行うことで、住環境の快適さを向上させながら、今まで通りの暮らしを続けられます

【メリット】工事期間が短く、費用を抑えられる

リフォームは新築住居の購入や建て替えと比べると、工事期間が短く、費用を抑えられます

リフォーム業者では、キッチンや浴室やトイレなどの一式を組み合わせた料金パックを設定しているケースが多いです。リフォーム期間は最短で当日、長期間でも1~2ヶ月にて完了します。

【デメリット】間取りの変更など、大幅なデザインの変更が難しい

リフォームのデメリットとして、間取りの変更など、大幅なデザインの変更が難しいことが挙げられます。

住宅を支えている柱や耐力壁を取り壊してしまうと、強度が低下してしまうことから、自身による倒壊のリスクが上昇します。そのため住宅維持に必要な機能を残しながらのリフォームとなることを理解しておきましょう。

築年数ごとのリフォームの費用相場

築年数ごとのリフォーム費用相場はどのくらいなのでしょうか。具体的には以下の通りです。

  • 築年数10年以内の住宅→10~20万円
  • 築年数11~20年以内の住宅→50~200万円
  • 築年数21年~30年以内の住宅→100~500万円

それぞれ詳しく解説していきます。

築年数10年以内の住宅

築年数10年以内の住宅のリフォーム費用相場は10~20万円です。

築浅な建物であるため、状態は悪化していないといえます。主なリフォームとしては、住宅のクリーニング、設備機器の修理・交換が挙げられます。

築年数11~20年以内の住宅

築年数11~20年以内の住宅のリフォーム費用相場は50~200万円です。

新築から10年以上経過すると、フローリングや壁紙に使用感が表れます。張替えを検討するには適切なタイミングです。水回りや玄関といった設備の修理や交換の費用は数万円です。

ただし外壁や屋根のリフォームは100万円を超えるケースもあります。今後どのくらい現在の住居に住み続けるのかを想定した上で、過不足なく見積もることが望ましいです。

築年数21年~30年以内の住宅

築年数21~30年以内の住宅のリフォーム費用相場は100~500万円です。

築年数が20年を超えると、全体的に設備の老朽化が進んでいくことから、交換を行うべきタイミングとなります。またフローリングや内壁や外壁も傷が目立ちやすくなるため、リフォームを検討するべきでしょう。

築年数が25年を超えると、全面的なリフォームも選択肢に入ります。その場合、1,000万円以上の費用がかかるケースもあります。

住宅のリフォーム箇所ごとの費用相場

住宅のリフォーム箇所によっても、費用相場は異なります。具体的には以下の通りです。

  • キッチン:50~200万円
  • トイレ:10~30万円
  • 浴室:60~150万円
  • 洗面化粧台:10~30万円
  • 壁紙・クロス張り替え:5~30万円
  • 床張り替え:10~30万円

それぞれ解説していきます。

キッチン

キッチンのリフォームの費用相場は50~200万円です。

キッチンのリフォームは、設備のグレードやレイアウトによって、費用の幅が大きくなりやすいのが特徴です。

大規模な工事を伴わなければ、50万円前後の予算で全面的に新しい設備に交換できます。オーダーメイド仕様のキッチンにリフォームする場合は、100万円を超える予算が必要でしょう。

トイレ

トイレのリフォームの費用相場は10~30万円です。

洋式トイレの交換は10万円前後で済みます。もし和式トイレから洋式トイレへ変更する場合は、30万円以上の予算が必要です。

洋式トイレの中でも15万円を超える製品は、節水や節電などが優れたハイスペック型に分類されます。

手すりや手洗いユニットの設置といったリフォームに応じて、費用も高くなります。

浴室

浴室のリフォームの費用相場は60~150万円です。

古い浴槽から新しい浴槽に交換するだけでなく、追加でオプション機能を付けることも可能です。床や壁といった内装の変更は、追加で10~30万円程度の費用がかかります。

洗面化粧台

洗面所のリフォームの費用相場は10~30万円です。他の住居設備と比べるとリフォームの範囲が狭いため、費用を抑えやすいです。

大きな収納や床暖房や二重窓といったオプション機能を追加する場合は、費用もそれに応じて高くなります。

壁紙・クロス張り替え

壁紙・クロス張り替えのリフォームの費用相場は5~30万円です。

張り替えにかかる費用は、部屋の広さ(面積)と壁紙・クロスのグレードによって変動します。

5~10万円であれば、16帖までのリビングにて張り替えが可能です。住居全体のクロス張替えは、20万円以上を見積もっておくと良いでしょう。

床張り替え

床張り替えのリフォームの費用相場は10~30万円です。床の状態・素材、張り替えるときの工法によって、費用が変動します。

6帖までの部屋であれば、安価なクッションフロアであれば5万円、フローリングであれば10万円で施工可能です。

複数の部屋や広いリビングや廊下や階段であれば、30万円以上かかる場合があります。

全面リフォームという選択肢も

小規模な改修であれば必要な箇所ごとにリフォームを選択するべきです。しかし築25年以上が経過した住宅では、経年劣化が進むことから、住宅を全面的にリフォームするという選択肢も生まれます。

見た目は新築同様の綺麗な状態に仕上がりながら、建物の構造部分は活かせるため、リーズナブルかつ満足度が高いのが特徴です。

では、全面リフォームの費用相場や工事期間はどのくらいなのでしょうか。解説していきます。

全面リフォームの費用相場

全面リフォームの費用相場は1,000万円以上です。坪単価の場合は10~70万円前後/坪が相場です。

全面リフォームでは内装と外装のどちらも着手します。キッチン・洗面台・ユニットバスといった水回りの設備を全面的に取り替えるだけでなく、壁紙やサッシも合わせてリフォームする形となります。

また1981年以前に建設された住宅は、現在の耐震基準(震度6~7程度)を満たしていない可能性が高いです。全面リフォームを行う際には、構造補強も依頼すると良いでしょう。

全面リフォームの工事期間

全面リフォームの工事期間は1~3ヶ月程度です。リフォーム業者の選定や打ち合わせから契約まで2~3ヶ月かかるため、全面リフォームの検討から終了まで3~6ヶ月の期間がかかります。

リフォーム期間が伸びる要因としては、耐震性の問題が発覚することで補強工事を追加するといった事象が挙げられます。また大型連休や繁忙期にも工事が一時中断されるでしょう。

まとめ

築年数が長ければ長いほどリフォームを行うべき箇所や内容が増えていくため、費用は自ずと高額になります。とくに築年数が25年を超える場合は、住宅の全面リフォームも選択肢に入るでしょう。

また住宅の中でもリフォームする箇所ごとに費用相場が異なり、レイアウトや設備のグレードによっても、金額は変動します。

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